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好きって言えない!30代の少女漫画シネマレビュー

毎週土曜日、更新!レクター&クラリスによる30本の胸キュンレビューです

第0回 「俺物語!!」を30代男女が勝手にレビュー 鈴木亮平 永野芽郁 坂口健太郎

2月6日(土)から映画DVDレビューをスタートさせますが、プレオープンということで第0回で取り上げるのは「俺物語!!」です。
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監督 河合勇人 脚本 野木亜紀子
配給 東宝 公開 2015年
主演 鈴木亮平 永野芽郁 坂口健太郎
クラリスのレビュー

「運命の赤い糸映画」
 心優しく力持ち、見た目はゴリラな猛男と、猛男に恋してしまった大和凛子。ひと目惚れ同士の二人なのに、互いに片思いと勘違いするコメディー。漫画的大げさ表現も素直に笑えるし、間のとり方が絶妙でしらけません。
 好きという感情はままならなくてつらいもの、という胸キュンを思いきり味わえるのは、二人が運命の糸で結ばれているから。猛男の両親のかけ合いを見て、猛男も仲の良い家庭を築けるとイメージし、凛子はお菓子作り好きで古典的な良妻賢母キャラだから、将来は結婚する運命なんだと安心できるし、二人を応援したくなる。
 従来なら王子様キャラの砂川が主役になるところを、真反対の猛男゛俺″の物語にすることで「人間は見た目じゃない、心なんだ」というテーマが伝わります。その割には凛子は一途で可愛いだけの存在な気もするけど、笑うと鐘が鳴り響く美少女だし許される!
 私も生まれ変わったら、運命の赤い糸を信じられる女になりたいと思えた映画。現世ではムリだけど。もちろん、砂川を主役に「泣いた赤鬼」的に楽しむBL的な見方もありです。

胸キュン度 80% 片思いってせつないよね
共感度 30% みんな運命の人を探している
寸止めドキドキ度 0% いや、そんなんじゃなんで
山あり谷あり度 70% 日常に事件が潜んでいる
俳優の魅力 90% 鈴木亮平の下積み時代を加味して



レクターのレビュー

「君を笑わせたい 力ずくでも笑わせたい by槇原敬之
少女マンガに限らず、記号的表現、お約束、ベタさで成立している物語を演出しようとすれば(他には吉本新喜劇とかね)、必要なのはリアリズ ムではない。ケレン味とスピード感である。観客がツッコミを入れる前に思わず吹き出してどうでもよくなってしまうようなパワーこそ重要なのだ。なのにどうして、どの少女マンガ映画もアドリブっぽい芝居でブツブツ役者に喋らせたり、エセ岩井俊二めいた逆光で撮影したり、上手くもない演技で長回しを敢行したり、そんなんばっかなのかねえ。
少なくとも『俺物語!!』 の映画版は分かっている。主人公のキャラクターの強烈さに余計なフォローなど入れず、ひたすらダイナミックに描く方法たるや、大正解。原作では単行本1巻であっさりカップルになる二人の恋路を延々と引き延ばすのもグッドな脚色だ(代わりに主人公と親友とのブロマンス要素が薄まったのは賛否分かれるか)。
そして、エンディングのマッキー「No.1」のハマり具合ときたら! しかし、これって今どきの子供らにとっては懐メロじゃなくて「新曲」として響くのだろうか?

胸キュン度 70% ヒロインのアヒル口に萌えるが、あれやる子はビッチだとも思う
共感度 35% ヒロインには10%、ヒーローには60%、間をとって
寸止めドキドキ度 70% ヒロインがビッチに見え、ヒーローがAV男優に見えてきたため、ドキドキした
山あり谷あり度 50% 終盤のたたみ掛けは良い原作改変
俳優の魅力 60% 主役2人は文句なしだが脇が弱い





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