第3回「黒崎くんの言いなりになんてならない」を30代男女が勝手にレビュー 中島健人 小松菜奈 千葉雄大
監督 | 月川翔 | 脚本 | 松田裕子 |
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配給 | ショウゲート | 公開 | 2016年 |
主演 | 中島健人 | 小松菜奈 | 千葉雄大 |
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クラリスのレビュー
大丈夫ですよ、普通に楽しめます
細かなエピソードや、小さな世界の感傷的なあれこれはバッサリと切り落とし、みなさんこれが見たいんでしょう、という所を提供してくれるので見やすいです。かっこいい男の子に優しく甘やかされたい、ぶっきらぼうにお前は俺のものだと言われたい、後ろから抱きしめられたい等、女の子の願望をせっせと叶えてくれます。私は男の鍛えられた体に自意識を見てしまいキュンキュンできないタイプですが、さすがananでセミヌードをよく披露されているジャニーズさん、入浴シーンは仕上げてきてます。タオル位置かなり低めで、目を疑いました。これは各方面で話題騒然ではないでしょうか。
黒と白のタイプの違いが妄想お楽しみ度高いです。私は白と付き合いながらも合コンに行きまくり「彼氏いいの?」って聞かれたら「あの人私のこと大好きだからね」とか言う高飛車な女になって、白を泣かせたい。
そしてラストシーンは「服従と言われキスされることの、何がうれしいの?」という私のモヤモヤをスッキリさせてくれ、感動すらしました。女の子はやっぱりこうでなきゃ。
胸キュン度 | 80% | はっきり言いますが私は男の人にやさしくされたいです |
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共感度 | 50% | 小松奈菜ちゃんは可愛いけど共感もできる、主人公に最適な顔 |
寸止めドキドキ度 | 20% | やられちゃうかもという一瞬、ドキドキ。プールの水がしたたる一瞬にキュン。で10%ずつ |
山あり谷あり度 | 50% | 特に何も起こらないけど、期待してないから別に構わない |
俳優の魅力 | 80% | 中島くんの崩れないジャニーズ感と言ったら。やり切ってくれると気持ちがいいです。千葉雄大くんは今時ガチャ歯なところが好感持てます |
レクターのレビュー
設定は全て5分程度のダイジェストで説明して、後は延々と主人公がイケメン二人と戯れている様を数珠繋ぎの構成で見せつけられるだけ。ここまで来ると、最早ゴダール並のアクロバティックさを感じてしまうわけだが、作品の需要は「胸キュンシーン」か「ドキドキシ-ン」にしかないわけで、潔い判断と言えなくもない。と、ここまで書いて連想したのは90年代後半以降のアダルトビデオの状況。作品からストーリー性や実験性がスポイルされ、アイドル女優ありきのエロシーンのダイジェストになっていった過程と、現在の少女マンガ映画は酷似している。結局は需要があるから供給があるのだし、それを批判しても仕方がない。ただし、「物語<<<<<状況」の力学がもたらす、映画からエモーションが欠落するという事態は浮き彫りになっていく。何の脈絡も無く、流行のシチュエーションを提示される映像に、どんな感想を抱けばいいのだろうか。こんなことは書きたくないが、劇場で集中して本作を鑑賞した人と、ゲームアプリでもしながらDVDで鑑賞した人とで、ほぼ印象が異なることはないだろう。
胸キュン度 | 1% | ドラマがスポイルされているので |
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共感度 | 1% | 人間描写がスポイルされているので |
寸止めドキドキ度 | 1% | 寸止めなどなされていないので |
山あり谷あり度 | 1% | 起承転結が放棄されているので |
俳優の魅力 | 1% | 芝居らしい芝居が行われていないので |
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