イメージビデオと思って見ればいいのかな?
出ました、制服ズボンのポケットに手をつっこませたら日本一かっこいい男、東出昌大。今回もつっこみまくっています。立っているだけでかっこいい男に、友達が恋のライバルだったけどあっさり退場、メンタル弱めで依存癖のある新たなライバル、私を好きな第2の男、と何度同じ話を繰り返すのかと言いたくなるストーリーです。
見どころは、おかしくもないのにヘラヘラ笑い、その場をやり過ごして生きていた主人公が、辛い過去にとらわれている男を変えようと頑張るところ。私は頑張る女の子は大好きなんだ。それと風景、夜明けの空、長崎の坂に建つ住宅街。きれいな風景を見ると、まあいいかと流されてしまいます。これは「東京いい店やれる店」方式ですね。雰囲気に流されがちな女子には、とりあえず朝焼けを見せておこう。
さて、話の核となるのが親との死別。それを乗り越えるのは辛いし実人生でも重要なこと。でも恋愛と絡めてしまうと、話を盛り上げるために死を題材にしているだけに感じてしまいます。軽く扱っているつもりはないのでしょうけど、私にはそう見えました。
胸キュン度 |
10% |
顔がきれいな男女がきれいな景色の中にいれば少しはキュンとする |
共感度 |
0% |
あの子を愛してないけどほっとけない理由があるんだ・・って30年前からの定番 |
寸止めドキドキ度 |
0% |
そんなシーンはなかったと思う |
山あり谷あり度 |
0% |
再会とか修学旅行とかあるけど大した山に思えない |
俳優の魅力 |
5% |
高畑充希は、ややこしい女が似合うね! |
レクターのレビュー
テンプレートになった「影のあるヒーロー」
人物の行動原理をきちんと示し、その人物がどうしてそんな性格になってしまったのかを観客に伝える・・・それは脚本の基本である。よく、学園ハーレムもので主人公が読者から毛嫌いされることがあるが、それは主人公がどうしてそんなにモテるのかの理由が示されていないからだ。少女マンガ、少年マンガに限らず。
しかしながら、現在の日本映画で勘違いをしているのは、人格形成の理由をすぐにトラウマや複雑な家庭環境に求めることである。あるいは、トラウマ持ちの影のあるヒーロー、という定型が生まれてしまっているのかもしれない。結果、物語の構成は見事にワンパターンになる。人様の過去に首を突っ込んで、「私が癒してあげる」的なスタンスを貫くヒロインも不愉快。
真に性格が歪みきった人間と付き合っていくには、それ相応の覚悟と忍耐が必要だが、多くの場合が一つのきっかけで事態が好転し、大団円を迎える。その程度の傷なら、最初から何も問題など起こらないはずだろうに。テンプレートになった黒い感情ほど、醜悪なものはない。
胸キュン度 |
0% |
胸キュンなどない |
共感度 |
0% |
誰にも共感など覚えない。 |
|
寸止めドキドキ度 |
0% |
ドキドキなどしていない |
山あり谷あり度 |
1% |
全てがありがちで予想通り |
俳優の魅力 |
10% |
本田翼の見た目は好き |
www.youtube.com