第15回「高台家の人々」を30代男女が勝手にレビュー
監督 | 土方政人 | 脚本 | 金子ありさ |
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配給 | 東宝 | 公開 | 2016年 |
主演 | 綾瀬はるか | 斎藤工 |
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クラリスのレビュー
世界で1番難しい質問「私のどこが好き?」
主人公の木絵は空想ばかりしていて、それを作品として人前に出すこともない普通の30才。ところが人の心を読める特殊能力を持ったエリート完璧王子に空想を見られて、恋が始まります。つまり王子は「木絵の世界」の唯一の読者で、ファンということ。キラキラ容姿の女子よりも、心の中が面白い木絵が選ばれるというところに高キュン波が来ました。
女性にとって容姿は重要で、理想とされる形を目指してみんな努力するし、容姿を褒められたらうれしい。けど本当は、常に上が存在していて目移りされちゃうような基準ではなく、自分にしかない性格とか思考とか、変わりようがない芯の部分を愛されたいと思っているのです。だから木絵のように心の中を見られた上で、他の人にはない自分らしさの核を愛されたなら、それが幸せの最上位では。
ただ「好きな人でもずっと気持ち筒抜けはつらい」という当然の壁については、ひっぱったくせに解決されていないような。結局、我慢なのかな。モヤモヤが残りました。
胸キュン度 | 90% | 人の心が読めるゆえに誰にも気を許せない王子が、君にだけ安心して笑えるんだって言うのなら、そんなんキュンとするわ |
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共感度 | 60% | 結婚で自分らしさを失ってしまうなら、逃げたくなるのは当然。やめちゃえ |
寸止めドキドキ度 | 5% | 木絵の部屋でしてると思うけど、いつの時点だったのかはシーンがないので謎 |
山あり谷あり度 | 50% | 前半笑わせて、後半で恋愛問題をゴタゴタさせる「ヒロイン失格」パターンですね。私、前半だけで充分 |
俳優の魅力 | 60% | 大地真央の肌のハリは、顔の皮膚を全部貼り換えてるか、処女の生き血を飲んでるとしか思えない |