第16回「MARS~ただ、君を愛してる~」を30代男女が勝手にレビュー
監督 | 耶雲哉治 | 脚本 | 大石 哲也 |
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配給 | ショウゲート | 公開 | 2016年 |
主演 | 藤ヶ谷太輔 | 窪田正孝 |
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クラリスのレビュー
クラリスの2016上半期ワースト映画出ました
この映画の1番の問題点は、自分の狂気性を自覚している桐島が、零に自分を重ね合わせて執着している理由が、こちらに全く伝わらないこと。「止めなければ人を殺めてしまう程の、自分で制御できない暴力性を零は持っている」風に桐島は主張するのだけど、その理由として提示されるのが「喧嘩してるシーン」だけなんだもん。
桐島が「死や破滅が近くにある男の色気」に魅入られてることは分かったけれど、零にそれがあるとは観客には思えないので、桐島の思い込みで終わってしまっている。窪田正孝の、首絞められて死にかけて喜ぶ変態演技も水の泡でした。
また、性暴力の被害者がフラッシュバックやパニック症状に苦しむのは本当に胸が痛みますし、そこを入れこもうとはしている。でも結局いちゃつく材料でしかない事に違和感。優しい彼氏と付き合って最後まで出来たら、めでたしめでたしなんでしょうか?上書き保存じゃないんだから。それにしてもジャニーズファンしか見に来ない映画でジャニーズといちゃつくって、女優にとってリスキーな役ですね。
胸キュン度 | 1% | 窪田くんが来てたざっくりセーター可愛いかった。セーターにしかキュンとしなかった。藤ヶ谷くんの顔が走馬燈のごとく流れたときは、あまりに露骨で笑ってしまった |
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共感度 | 0% | 見た瞬間に逃げ出したくなる、狂気の肖像画。やたら重なる半透明の映像。なんなんだ |
寸止めドキドキ度 | 0% | 寸止めしてない。植物図鑑よりこっちの方がAVです。上半身裸でベッドでいちゃつく |
山あり谷あり度 | 1% | テレビドラマ版が回想シーンとして挿入されて話がはしょられたのが1番びっくりした |
俳優の魅力 | 5% | 「LAに住んでた頃はさ~」「俺、一流のメカニックになってみせる!」このセリフが言えるってジャニーズはさすが英才教育されとる |