第22回「のだめカンタービレ最終楽章 後編」を30代男女が勝手にレビュー
総監督 | 武内英樹 | 監督 | 川村泰祐 | 脚本 | 衛藤凛 |
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配給 | 東宝 | 公開 | 2010年 |
主演 | 上野樹里 | 玉木宏 |
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クラリスのレビュー
お互いライバル心があるカップルって大変そう
前編よりも気持ちが入りました。後編はギャグは控えめで、のだめが「なぜ音楽を続けるのか」とひたすら悩み続けるお話。それは「なぜ生きるのか」と同様、人によって答えは違うし正解を出すのは難しい。これはアレだ「ハリー・ポッターと死の秘宝・後編」と同じだ。主人公がただただ悩んで、ウロウロする映画です。
音楽やスポーツ、たゆまぬ鍛錬が一生涯必要な何かに取り組む人にとっては、恋愛は邪魔なものではないかと想像しますが、ピアニストと指揮者カップルでピアノの課題を乗り越えることが二人の愛になるのなら、たまにしか会えなくても結びつきは強いでしょうね。でも日常の幸せを捨てて練習に生きても、プロでやっていけるのは才能と環境と運に恵まれたほんの一部の人間だけ。のだめのように悩む人は多いのでしょう。音楽の根源的な楽しさ、一流の人と演奏する喜び、両方を経験した彼女はスランプから抜け出ましたが、結局何がのだめの心を溶かしたのか、よく分からなかったです。だから恋愛と自分のやるべきことを一緒くたにしちゃだめだと思うんだわ。
胸キュン度 | 40% | 飲まず食わずでずっとピアノを弾いているのが二人の旅 |
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共感度 | 10% | 音を出す楽しさ、音で会話できる楽しさを知っていれば一流のプロになれなくてもいいんじゃない |
寸止めドキドキ度 | 0% | えっ!この後コタツでするの?って思ったシーンはあった |
山あり谷あり度 | 40% | スランプをなんとかしようとあれこれするんだけど |
俳優の魅力 | 30% | 前編は上野樹里がのだめに近づき、後編はのだめが上野樹里に近づいている感じ |