最終回「僕は妹に恋をする」を30代男女が勝手にレビュー
監督 | 安藤尋 | 脚本 | 不明 |
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配給 | 東芝エンタテインメント | 公開 | 2006年 |
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主演 | 松本潤 | 榮倉奈々 |
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クラリスのレビュー
特徴は、画面内の暗闇率が高いこと。今のSMGC*主流の、明るい画面に空や桜や海をうつしまくるのとは違い、ひとことで言うと淫靡さを追求しています。ベッドシーンもキスシーンも大した肌の露出はないけれど、手持ちカメラの隠し撮り風で女子には効果的な淫靡さ。松潤が好みがどうかは置いといて、好きな男子に「好きすぎて限界」と言われてみたいという願望をかなえてくれます。
しかしストーリーは双子の兄妹で愛し合うという、恐怖の設定です。そもそもは「かっこいい双子のお兄ちゃんが家にいて、なんの取柄もない私を好きでいてくれたらなぁ」という乙女の妄想だろうと思いますが、実在の美男美女で映像化されてしまうと「愛してしまった」と苦悩の表情を浮かべれば浮かべるほど「何を言ってるのか」と白けます。何をどう撮られても、一心同体で育った二人が愛し合うのが美しいという幻想に乗れませんでした。
(*)SMGC=クラリスが勝手に提唱している「少女漫画原作映画shoujo manga gensaku cinema」の略
胸キュン度 | 0% | 松潤が好みじゃないのでキュンとできないのは、しょうがない |
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共感度 | 5% | あえて言うなら、松潤が好きすぎて妹にちょっかいかける同級生男子かな |
寸止めドキドキ度 | 60% | 制服がコスプレに見えるので、廊下で男女が話しているだけで、何かが起こりそう |
山あり谷あり度 | 10% | 兄妹が交わってしまったことを母親が気づくところが一番こわい |
俳優の魅力 | 10% | 榮倉奈々の唇が土色なのは、冴えない女子を表現しているのかしら |